令和7年6月14〜15日に石狩市茨戸川ボートコースで高体連全道大会が行われ、網走南ケ丘高校は3種目(男子舵手付きクォドルプル、男子シングルスカル、女子ダブルスカル)に出場しました。レース当日は二日間とも風波が強く、通常ならば1000mで行うところですが安全面を考慮して900mに短縮して行われました。
南高生は男子シングルスカルの2C大村は敗者復活戦で、3C山本は準決勝で惜しくも敗退しました。女子ダブルスカル(2C藤村、2C中山)は出場が2校のみ(石狩翔陽と網走南ケ丘)のため、レースを2回以上行い先に2勝した方がインターハイ出場という形式で争い、2レースを終えたところで1勝1敗となり、最後の決定戦で敗れてインターハイ出場を逃しました。
私たち南高のフラッグシップである男子舵手付きクォドルプル(3C浅野、3C生駒、3D野呂田、3D森、2D中村)は決勝に進み、1位のみが得られる広島インターハイの出場権をかけて3校(石狩翔陽、函館水産、網走南ケ丘)でレースを行いました。スタートは石狩翔陽が頭ひとつ出ましたが、南高も食らいつき、風が収まった500m過ぎで先行する石狩翔陽をとらえ、ジリジリと1/3艇身ほど出ます。しかし700m過ぎからのラストスパートで石狩翔陽も盛り返し、南高に再び迫ります。これは石狩翔陽が抜き返したか?というところでゴール!漕いでいた選手たち、観戦していたチームメイトや保護者たちもどちらが勝ったのかわからない状況でした。両校とも桟橋に戻ってきて艇を担ぎ上げた時に放送が入りました。「ただいまのレース、第1位は……網走南ケ丘高校!」クルー全員の雄叫びがボートコースに響きました。結果は網走南ケ丘3分13秒69、石狩翔陽3分13秒98 のわずか0.29秒差と、稀に見る接戦を制しての勝利でした。
最後になりましたが、大会中のみならず、これまで多くのご支援ご声援を頂いた皆様にこの場を借りて感謝申し上げます。盛夏の8月1日~5日に広島で行われるアツいインターハイに向けて、これまで以上に真剣に一日一日を積み重ねていきます。
↑ ゴールの瞬間(手前が南高、奥が石狩翔陽)
令和7年6月11日~13日、滝川市スポーツセンターにおいて、高体連全道大会が行われました。大会初日の個人戦には3名の選手(いずれも3年)が出場し、酒井選手は1本足らず、予選敗退しましたが、落合選手と松﨑選手は8射5中で準決勝に進出しました。大会2日目、決勝に進むには4射3中以上が条件ですが、2人とも2中でした。しかし、女子は3中以上が2名しかおらず、2中の松﨑選手は3位以下の遠近競射の末、5位に入賞しました。続く団体予選は、女子が40射21中、男子が20中で1次予選を通過し、大会最終日の2次予選を迎えました。女子は伊藤選手(2年)と主将の新村選手(3年)の2人が皆中して11中、合計32中(同率2位通過)、男子も落ちの落合選手が皆中し13中、合計33中(8位通過)で決勝トーナメントに進出しました。
男子は予選1位(42中通過)の札幌英藍との対戦です。両校緊張からか、互いに9中で1本競射となりました。1射目は互いに3中で2射目、2中対1中で1本差で敗退し、ベスト8に終わりました。勝てるチャンスはたくさんあっただけに、悔しい結果となりました。 女子の1回戦は帯広大谷が相手です。落ちの新村選手が4射目を的中し、9中対8中の1本差で勝利し、準決勝に進みました。相手は苫小牧東です。前半の10射は6中対7中で負けていましたが、3射目で同中になり、4射目で大前の酒井選手、落ちの新村選手の2人が皆中し、14中対13中の1本差で勝利し2位以内が確定しました。今年の総体は70回の記念大会ゆえ、1枠増え2位までが全国へ行けます。優勝を意識しすぎて気持ちをぶらさず、「いい射いい離れを1本でも多くしよう」と確認し、臨んだ決勝の相手は北海高校です。互いに緊張するのは当然で、1射目は網南1中対北海0中、2射目以降挽回し合い、網南9中対北海7中の2本差で4射目を迎えました。最後4的の松﨑選手が皆中で締め、11中対9中で2年ぶり2回目の優勝を手中にしました。うれし涙でお互いに健闘を讃えました。7月31日から鳥取県米子市で開催されます高校総体に出場します。大会中ご声援、ご支援いただいた保護者の皆様、卒業生、在校生、学校関係者の関わっていただいた多くの皆様方に、この場を借りて感謝申し上げます。誠にありがとうございました。
(文責顧問細川)
令和7年5月23日~24日、北見市武道館において高体連支部大会が行われました。個人戦では、女子の松﨑選手(3年)が射詰を3射連続的中させ、初優勝を飾りました。酒井選手(3年)は3射目を外したものの、4位に入賞しました。男子では落合選手(3年)が2射目を外してしまいましたが5位に入賞し、3人が全道大会への出場権を獲得しました。
団体戦では女子が60射32中で、男子は34中でどちらも予選を2位で通過し、4校で争う
決勝リーグ戦へ駒を進めました。全道大会へは3位までが行けます。決勝リーグ戦の2試合目までは、以下のように1勝1敗で、各校拮抗した試合内容でした。
【女子】 ①南ケ丘11中-9中紋 別 ②南ケ丘9中-11中北柏陽
【男子】 ①南ケ丘12中-9中北工業 ②南ケ丘12中-15中北緑陵
女子の最終戦は、大前の酒井選手が今大会初皆中、この試合に交代で出場した阿部選手(3年)が3中をし ③南ケ丘14中-11中遠軽 の高的中で勝利し、南ケ丘、遠軽、北見柏陽の3校が2勝1敗で勝ち星が同数になりました。その結果、リーグ戦での総的中数が順に34中、31中、30中で、1番多かった本校が優勝し、6期連続(コロナでR2年中止のため6年連続とは言わず)9回目の優勝を果たしました。
続く男子の最終戦は、4的の里見選手(3年)の3連続皆中(2次予選も含めたら4連続皆中)の活躍もあり、 ③南ケ丘15中-13中北北斗 のこれまた高的中で勝利し、南ケ丘、北見緑陵、北見北斗の3校が2勝1敗で勝ち星が並び、リーグ戦での総的中数が順に39中、38中、35中でしたので、わずか1本差で上回った本校の18年ぶり6回目の優勝が決まりました。緑陵には直接対決で負けていただけに、3試合目の、特に4射目は5人全員が的中して優勝をもぎ取った感があり、感動の試合内容でした。選手たちは男女とも、競技中にそのような本数勝負になっていることは露知らず、退場後、私から知らされて大喜びしている姿が印象的でした。応援に駆けつけてくれた1年次生たちの目にも、焼き付けられたことでしょう。ご声援いただいた保護者や職員にも感謝し、この場を借りてお礼申し上げます。
今年度も2年次生を対象にコミュニケーションスキルアップ講座を実施しました。まず、「あっち向いてホイ!」で盛り上がり、そばで見ていて私も混ざりたかったなと思うぐらいの楽しさでした。さらに応用で、「こっち向いてホイ!」「あっちこっち向いてホイ!」を、じゃんけん1つでここまでの盛り上がったのが印象的でした。
それから、その場で発表された班ごとにテーマが与えられ、それを無言の即興のジェスチャーで表現するゲームでした。各班で作戦タイムを経て、発表していました。講座の最後には、社会に出たら誰とでもつき合う必要があると講評をいただきました。
2年次生はクラス替えをして新たなクラスになって1ヶ月、コミュニケーションやチームワークを楽しく体感でき、貴重な時間になりました。講師のなるさんときたむー、ありがとうございました。
令和7年5月11日、北見市武道館において、道新旗争奪弓道大会が開催されました。10日後に開催されます、高体連支部大会と同じ会場なのでまさに前哨戦となります。
本校から南ケ丘A、Bの2チームが出場した男子団体は、24射しどちらも14中で、他校の1チームとの計3チームで2,3位の1本競射になりました。結果、Aチーム(古川、菅原、落合)が2射目をすべて中て、2位に入賞しました。競射の粘り強さは良かったのですが、優勝が15中だけに優勝も狙えたと思うと、1本差に悔しさを感じました。男子個人は、石井選手(3年)が8射6中で5位に入賞しました。
女子はA~Dの4チームが出場し、24射してAチームが13中、BとCが12中と何とか半矢はクリアしましたが、Aチームが3位決定の1本競射に敗れ入賞を逸しました。優勝が14中だっただけに、これまた1本差に悔やまれた試合でした。女子個人は8射6中で松﨑(3年)と伊藤結(2年)含め、5人で2~6位遠近競射を行い、松﨑が2位、伊藤結が4位に入賞しました。
来週開催されます高体連支部大会では、1本に泣かされず、逆に1本差で勝つようなしびれる展開の試合内容で、団体戦・個人戦の男女ともが良い結果を報告できるよう頑張ってほしいです。(文責:顧問細川)
本校放送局が令和6年度の山田賞(主催・一般財団法人 山田記念青少年育成財団)を受賞しました。山田賞とは、網走市で青少年の教育、芸術、産業およびスポーツ等で「顕著な活動」をし、その活動が「青少年の健全な育成に大きく寄与している」と認められた団体や個人に贈呈される賞です。
今回の受賞は、「FMあばしり」での番組活動や広報活動、校外における文化活動、放送活動(ビデオラジオフェスティバルなど)を評価していただきました。
贈呈式は3月25日、本校校長室で実施されました。これを機に、さらなる活動の充実を図っていきたいと考えています。(文責:放送局顧問)
令和7年3月23日~24日、山形市総合スポーツセンターにて、第24回東日本高等学校弓道大会が開催されました。昨年10月の選抜北北海道大会で優勝したチームに、今大会の出場権が与えられます。個人戦はなく、5人団体と3人団体戦のみが行われます。
関東、東北、北海道から出場する44チームの中で、男子5人団体戦では、予選を20射12中し、上位16チームにギリギリ入りました。女子も12中し3位で予選を通りました。
午後から決勝トーナメント戦です。男子の1回戦は 網南15中-18中足利大付属(栃木)
といい試合でしたが、相手が1枚も2枚も上手で、力の差を感じました。ベスト16に終わりました。女子の1回戦は 網南12中-6中上山明新館(山形) と安定した的中を出し、
2回戦はやや的中は落ちたものの 網南10中-6中前橋商(群馬) で勝利しました。
準決勝は2人が皆中して 網南13中-12中水戸第二(茨城) の1中差で勝ち、決勝戦を迎えました。今回、「勝ち上がることでの緊張感」で力んで失敗しないよう指導しており、ここまで順調だったのですが、決勝戦ではそれを克服できなかったのが課題です。結局、 網南8中-11中松尾(千葉) と敗れてしまいました。しかし準優勝のおかげで、来年の同大会への出場権を獲得することができました。
翌日の3人団体戦は、男子が12射8中で予選通過、女子は7中で通過したかと思いきや、下位同中競射になりました。しかし、普段の練習でも1本競射を何回も取り組んでいたので、3射2中して通過できました。男子の1回戦は 網南7中-10中慶應湘南藤沢(神奈川)で敗退しベスト16に終わりました。女子1回戦は 網南8中-5中佐原(千葉) で勝利し、前日のように波に乗るかと思いましたが、2回戦では 網南5中-10中桜修館(東京) と敗れ、ベスト8に終わりました。
今大会では、男女とも5人・3人団体戦全ての予選を通過したことや女子の準優勝という結果は、選手たちの大きな自信になったのではないかと思います。2ヶ月後に行われる高体連大会でも、きっと良い結果を残してくれるでしょう。最後に、この場を借りましてご声援、ご支援いただいた関係者の皆様方に深く感謝します。(文責:顧問細川)
1年次の生物基礎の授業でICTを活用した顕微鏡実習を行いました。今回はゾウリムシの観察をテーマに、生きているゾウリムシにピントを合わせ、穴をあけたペットボトルキャップを接眼レンズに装着して、生徒たちが各自スマートフォンで写真や動画を撮影することに成功しました。
動きの速いゾウリムシは、撮影した動画をコマ送りすることで、大学入試に出題されやすい収縮胞の動きを鮮明に観察することが可能となりました。また、静止画を拡大してスケッチをするなど、有効に活用することができました。